「工業デザイン1A」作品展示会 開催中 未来の家具はここから生まれる

「工業デザイン1A」の授業成果として、学生による作品展示会を墨田サテライトキャンパス地下1階にて開催しています。

本展示では、従来の課題とは異なる新たなプロダクトデザインへの取り組みとして、標準化された工業材料(板材・角材・棒材)と、3Dプリンターで制作したジョイントパーツを組み合わせた「ユニット家具」が紹介されています。

学生たちは、素材の特徴や加工性を理解した上で、実用性・構造性・デザイン性のバランスを考慮しながら家具を設計・制作しました。

特に3Dプリンターによって生まれた自由な造形のジョイントパーツは、接続機能にとどまらず、見た目の美しさや可変性を持つ構造として活かされており、未来の製品デザインを想起させる独創的な提案が多数見られます。

学生による作品解説を一部紹介

「3Dプリントされた部品は、家具のコーナーを接続する構造用ジョイントとして設計されています。オレンジ色の素材は、メキシコの“死者の日”に用いられる花『センパススチル』が象徴。ー自然素材とデジタル製造技術の融合だけでなく、文化や記憶をデザインの中心に据えた作品です。」

「誰でも簡単に組み立てられる“新しいつなぎ方”の提案。木材と3Dプリント、それぞれの素材の良さを活かしながら、空間にそっと馴染むジョイントデザイン。手で触れて、目で楽しめる、そんな小さな発明が詰まっています。」

展示された作品は、学生ならではの視点と創意工夫に富み、工業デザインに求められる思考力と実践力を体現するものばかりです。

若きデザイナーたちの柔軟な発想と創造力に触れられる、貴重な機会となっております。ぜひ会場に足をお運びいただき、学生たちのアイデアをご体感ください!

展示情報

開催期間:~2025年6月13日(金)まで
会場:千葉大学 墨田サテライトキャンパス 地下1階
所在地:〒131-0044 東京都墨田区文花1-19-1
アクセス:東武亀戸線「小村井駅」より徒歩5~10分
見学:学内関係者に限らず、一般の方のご見学も可能です